2025/06/24 18:37
レトロカード専門店エルドラードの店長です。
ここではお店に集まった懐かしのお品物の中から、あの頃の思い出がたっぷり詰まった一品を紹介致します。
あなたの思い出は見つかるでしょうか?
今回紹介するのはこちら

みなさんご存知のボルメテウス・ホワイト・ドラゴン。
昔のデュエルマスターズで遊んでいたであろうアラサー男性であれば、このカードを見ただけで昔の思い出が一気に蘇ってくるのではないでしょうか?
《簡単に説明すると》
・2003年に初登場した初期デュエマの中で最も人気があると言える看板的な存在
・知名度で例えるなら、遊戯王の『青眼の白龍』やポケモンの『リザードン』に相当
・もうとにかく少年の心に刺さりまくるデザインとだけ言わせてくれ…!
このカードの能力や活躍したデッキ、環境についてはデュエマW◯kiで見ることができますので、今回はあまり知られていないボルメテウスホワイトドラゴンの豆知識を3つ取り上げさせていただきます。
①超青い⁉︎レア個体が存在する

コレクターさんの間では有名な話です。
ボルメテウスホワイトドラゴンは青と白が絶妙に入り混じっているデザインが特徴的なのですが、この中でもまれに青い部分の発色が濃い個体が存在します。比べてみると一目瞭然、右の個体の方が青色が濃く印刷されていますね。詳しい理由については不明なのですが、おそらく生産時期が違うのではないかという説が有力です。
ちなみに青色の発色が濃いものが同じ収録弾で他にも存在します。
聖天使クラウゼバルキューラ、クリスタルジャベリン、インビンシブルオーラなど、いずれもカードデザインが青色(もしくは紫色)を基調としており、この3枚に関してもボルメテウスホワイトドラゴンと同じような濃い発色の個体があることが確認されています。
あなたはどちらの発色が好きですか?
②英語版の名前は"スティール"ドラゴン?

短い期間で展開されていた多言語版デュエル・マスターズ、その中でもアメリカで展開された英語版のボルメテウスホワイトドラゴンは、名前の一部がホワイトではなく「スティール」となっています。一体なぜ?
これは「ホワイト」という単語が人種差別を想起させられるのではないかという説があります。他のカードゲームの話にはなりますが、遊戯王でも「ブラックマジシャン」というカードが英語版では「ダークマジシャン」となっていたりと、同じようなことが原因でカード名が変更されている事例がいくつか確認されています。

▲同じ理由でブラックマジシャンガールもダークマジシャンガールとなっています。
③幻のガチャガチャフィギュア

最初見た時は目を疑いました。
取引金額の高さにも驚きますが、「こんなのあったっけ…?」という知識欲から入手方法などについて調べてみたところ、こちらがガチャガチャから出てくるものだということがわかりました。

アニメデザインの勝舞くんがパッケージに使われており、また同時に収録されているクリーチャーのラインナップから察するに、おそらく聖拳編がスタートした2004年頃に発売されたものと思われます。デュエルマスターズ関連フィギュアはそもそもの種類や流通数が少なく、人気のボルメテウスホワイトドラゴンというのも相まってこの値段なのだと推測できます。
というか他のクリーチャーもいたでしょ。
なんでこのラインナップにピエールがいるんだよ。

いかがでしたでしょうか。
今回だけで何回ボルメテウスホワイトドラゴンと言ったかわかりません。
ということでここまで書くのに勤務時間の大半を使ってしまった私の代わりにもう一度読み返していただき、この記事に何回ボルメテウスホワイトドラゴンが登場したか数えてもらえると嬉しいです。
それではまた次回。